ダルビッシュ有が今季2勝目 日米通算200勝にあと2でファン興奮「マー君より一足早く」

今季2勝目をあげたダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

パドレスのダルビッシュ有投手(37)が6日(日本時間7日)、敵地でのカブス戦に今季7度目の先発を果たし、83球を投げ5回3安打無失点、5奪三振と好投。今季2勝目(1敗)を挙げ、日米通算198勝目を手にした。

首の張りでIL(負傷者リスト)入りから復帰し、2試合で10イニング無失点。安定した投球内容を続け、これで防御率は2・94となった。直球の最速は95・3マイル(約153キロ)を計測し、本来の球速も戻りつつある。

ピンチの連続だった。初回に先頭のホーナーに左翼へ二塁打を浴びるなど一死三塁となったが、後続を空振り三振、三ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。その後も4回まで毎回走者を許しながらも要所を締める粘りの投球を見せた。

5回は意地を見せて三者凡退でピシャリ。すると、0―0だった6回にパドレス打線が均衡を破って大爆発し、6安打を集中させて一挙6点を奪った。

復帰した前回4月30日のレッズ戦では5回3安打無失点の快投で今季初勝利をマーク。この日の投球についてベテラン右腕は「前回より制球はあまり良くなかったが、力はありましたし、体も前回に比べて元気だったので結果につながって良かった」と振り返った。

さらに「今日はちょっと思い切ってメカニクスを一気に変えたので、球速、力はあったので、そこは自信になる」と言いつつも「リリースのタイミングが合わなくてフォーシームのムーブメントがあまり良くなかったけど、それを改善していければいい」と修正点も口にした。

ダルビッシュは節目の日米通算200勝まであと「2」。楽天の田中将大投手(35)も大台まであと「3」としている。SNS上のファンの間では「ダルビッシュさんカッコよすぎ 200勝目指して頑張って下さい 応援しています」「ダルビッシュもマー君も、200勝達成してほしいなあ…」「順調にいけば、足踏みしているマー君より一足早く200勝に到達する勢いですな!! ダルビッシュ投手は男だぜ!」「大谷(3戦連発の11号本塁打)が打ちまくり ダルビッシュが200勝まであと2勝 これをリアルタイムで見られる時代に生まれたことに感謝しかない」などと大盛り上がりとなっている。

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