23歳同級生コンビに感謝状…夜の車道歩く高齢女性を発見 小学校からの付き合い、息の合った連携で保護

大根拓也署長(左)から感謝状を受け取った小泉光槻さん(中央右)と柳沢高広さん(同左)=羽生署

 迷い人の発見、保護に貢献したとして埼玉県警羽生署は、いずれも幸手市の会社員小泉光槻さん(23)と柳沢高広さん(23)に感謝状を贈呈した。

 2人は4月4日午後9時ごろ、羽生市神戸の国道122号を小泉さんの運転で車を走行し、温泉施設の駐車場に入ろうとした際に反対車線の車道の真ん中を一人で歩いている80代女性を発見。声をかけると道に迷っていることが分かり、110番した。

 女性の安全を確保しようと温泉施設の駐車場内に移動し警察官が到着するまでの間、小泉さんは会話で和ませ、柳沢さんは女性の体が冷えないよう温かい飲み物を用意し、自身が着用していた上着をかけた。

 感謝状を手にした2人は小学校からの同級生で人助けできたことに笑顔を見せた。大根拓也署長は「2人がいなかったら女性は亡くなっていたかもしれない」と積極的で親切な対応に感謝した。

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