みちのく潮風トレイル5周年 食や体験、巡って満喫バスツアー

 岩手県を含む東北太平洋岸4県を結ぶ遊歩道「みちのく潮風トレイル(MCT)」が6月で全線開通5年となり、関係者が誘客に力を入れている。県は外国人ハイカーの受け入れセミナーを開催。旅行会社はトレイルを歩きながら地域の魅力に触れるバスツアーを売り出している。

みちのりアドベンチャートレイルのチラシ

 盛岡市厨川のみちのりトラベル東北(相馬高広社長)は、盛岡発着でMCTを楽しめるバスツアー「みちのりアドベンチャートレイル」を発売している。

 久慈市の小袖・三崎・久喜ルートや宮古市の田老・真崎海岸ルートなど全11商品。ご当地食材を使ったランチ、海女見学やワカメの芯抜きなどの体験も楽しめる。参加費にはトレイル保全整備の寄付金を含み、持続可能な観光も目指す。

 8月を除き、来年3月まで月1回実施。日帰りコースは1万5千円、1泊2日は4万円。

 問い合わせ、申し込みは同社(019-641-8811)へ。

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