応援割第2弾、静かな出足 GW明け、県内ホテル

 石川県内で7日、能登半島地震を受けた国の観光支援策「北陸応援割」の第2弾がスタートした。初日はゴールデンウイーク(GW)明けの平日ということもあってホテルや旅館の宿泊客数に目立った増加は見られず、静かな滑り出しとなった。

 宿泊代金が最大50%引きとなる応援割は、4月26日に北陸三県と新潟県を対象とした第1弾が終了。延長期間の第2弾は石川県限定で7月末までとなる。

 金沢市の金沢東急ホテルは7日の宿泊予約が例年並みだった。ただ、1日に第2弾の予約枠を発売した際は当日に売り切れたといい、担当者は「効果はこれから出てくるだろう」と期待した。

 金沢ニューグランドホテルは例年、GW明けに宿泊客が落ち込むが、今年は減り幅が抑えられているという。10~13日は訪日団体客の宿泊も重なって予約率は8割強に上っており、担当者は「応援割の適用外だったGWは想定ほど増えなかったが、5月全体の予約でみれば前年を上回るはずだ」と語った。

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