午後3時のドルは154円半ば、連休終えて円反落

Shinji Kitamura

[東京 7日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の154円半ばで取引されている。大型連休を終えた国内勢がドルの下値で買いに動いたもようで、対ドルで強まった円売りが他通貨にも波及する形となった。

ドルは午前の安値153円後半から、午後には154円半ばへじり高となった。金利差に着目した短期筋に加えて「ドルを買い遅れていた実需にも良い拾い場となっている」(国内証券アナリスト)という。

前週に円買い介入が行われたのかはまだ不明だが、市場では「(日米の)5%超の金利差収入は依然魅力的で、ドル/円の押し目は買い場となるだろう」(バンク・オブ・アメリカの主席日本為替金利ストラテジスト、山田修輔氏)との声が出ていた。

円は対ドル以外でも軟化が目立ち、豪ドルは一時102円前半と、今月2日の円急騰前の水準へ迫った。しかし、オーストラリア準備銀行(中央銀行)がこの日の理事会後に公表した声明でタカ派トーンが限られたことなどから、午後には101円後半へ反落した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 154.53/154.56 1.0757/1.0761 166.25/166.26

午前9時現在 154.25/154.26 1.0767/1.0768 166.08/166.09

NY午後5時 153.88/153.91 1.0767/1.0771 165.72/165.76

© ロイター