勧進相撲の義援金、石川県に贈呈 知事「応援励みに」

能登半島地震の被災地を支援する「勧進大相撲」で集まった義援金の目録を手にする石川県の馳浩知事(中央)=7日午後、石川県庁

 日本相撲協会は7日、能登半島地震の被災地を支援する「勧進大相撲」で集まった義援金2733万8699円を石川県に贈った。石川県出身の親方らが県庁で馳浩知事と面会し、目録を手渡した。馳氏は「皆さんの応援が励みになる」と謝意を伝えた。

 金沢市出身の大鳴戸親方(元大関出島)は面会後、取材に「一日も早い復興を願っている」と語り、大きな被害が出た石川県七尾市出身の竹縄親方(元関脇栃乃洋)は「日常を取り戻せるよう頑張ってほしい」とエールを送った。

 勧進大相撲は4月16日に東京都墨田区の両国国技館で開かれ、約7千人が来場。入場料や館内での募金などを寄付した。

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