横断認められた中央分離帯の“切れ目”…女性が車にはねられ死亡 近くに横断歩道なく横切って渡ろうとしたか

愛知県岡崎市の国道で5月7日未明、女性がはねられ、死亡しました。女性は中央分離帯にある切れ目を横切って道路を渡ろうとしたところ、はねられたとみられています。

7日午前4時50分ごろ、岡崎市上里1丁目で高齢の女性が車にはねられました。女性は近くに住む柴田容子さん(74)で、病院に搬送後、死亡が確認されました。

現場の国道には中央分離帯に切れ目があります。柴田さんはここを横切り、道路を渡ろうとしていたとみられています。

最も近い横断歩道は南に120メートルほど先で、国道の下を通るトンネルも北に170メートルほど離れていました。

警察によると、近くに横断歩道がないこの場所は、左右を確認したうえで歩行者の横断が認められているといいます。

なぜ事故は起きたのか。捜査関係者への取材で当時の状況がわかってきました。

柴田さんは片側2車線の国道を中央分離帯の切れ目のあたりまで横断し、柴田さんに気付いた車が停止したためさらに横断を続けますが、追い越しを試みた車にはねられたとみられています。

運転していた会社員の37歳の男は現行犯逮捕されていて、「人が突然前にいてよけられなかった」と話しているということです。

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