Switch版が5/23リリース!即死系横スクアクション『ピンチ50連発!!』でワニに喰われまくってきた【東京ゲームダンジョン5】

Switch版が5/23リリース!即死系横スクアクション『ピンチ50連発!!』でワニに喰われまくってきた【東京ゲームダンジョン5】

2024年5月4日、東京都立産業貿易センター 浜松町館でインディーゲームの展示会「東京ゲームダンジョン 5」が開催されました。同イベントに出展された『ピンチ50連発!!』のプレイレポートをお届けします。

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◆2014年のワンコインカジュアルゲームが再登場!

ゲームスタジオによる『ピンチ50連発!!』は、2014年にニンテンドー3DSのダウンロード専用タイトルとして配信された同名カジュアルアクションゲームのHDリマスター作品です。

主人公は飛行機が墜落して謎の島に不時着したトレジャーハンター。猛獣や突然の落石、果てはゾンビなどがひしめく即死級のピンチを切り抜けて島からの脱出を目指します。

今回の試遊はSwitch版によるもので、操作はアナログスティック(or十字キー)+ボタン二つという極めてシンプルなもの。プレイヤーを待ち受ける50のピンチは地続きのステージとなっており、ピンチを一つ切り抜けると立札の数字が一つずつ増えていきます。

二つのボタンは基本的にジャンプとダッシュに使いますが、状況に応じてそれ以外の用途で使うこともあるようで、操作を探す楽しみも用意されています。

体力ゲージなどはないので、猛獣に噛まれたり転がる大岩に接触したりするともれなく即死します。筆者も最初は何回かワニに噛まれて死にましたが、一瞬でリスタートできるので「ああくそ、もう1回!」、「次こそは!」とついつい辞めどきを見失うタイプのゲームでした。

ワニを避けて渡河するためにツタを飛び移っていくと上から毒蛇が!

ダッシュするとわずかに慣性がつくほか、一定距離を走ると息を切らせて立ち止まってしまったり、高所から飛び降りると着地体勢を取って硬直が発生したりと挙動に若干のクセがありますがプレイフィールを損ねるものではなく、適度な制限として機能していました。

◆まずは5月23日にSwitch版がリリース!

本作は『残月の鎖宮』を展開しているカエルパンダの奥田 覚氏の代表作のひとつでもあり、隣の『残月』ブースにいた同氏に話をうかがってみると、3DS版はMiiverse(任天堂がWii Uと3DSで展開していたネットワークサービス)での攻略情報共有やプレイ動画の配信需要を見越して制作されたものの、後者に関してはあまりうまくいかなかったとのこと。

配信云々の話は3DSのハードウェア的な制約(本体に画面の外部出力機能がないので配信しづらい)が大きかったものと思われますが、今回はPC(Steam)とSwitchで展開されるので、配信やリプレイデータのアップロードが気軽にできそうです。

主人公を思わせるオレンジの探検隊服に身を包むブーススタッフ。遠くからでもすごい存在感でした

会場では発売日も発表されており、まずはSwitch版が5月23日にリリース。Steam版は少し間を空けてアップデートが施されたバージョンが配信される予定で、Steam版の配信開始と同時期にSwitch版にも同内容のアップデートが適用されるそうです。

筆者は本作の「主人公は探検家」、「わりとすぐ死ぬ」、「少しクセのある操作」、「レトロなグラフィック」という特徴に、どことなく『スペランカー』のような雰囲気も感じ、懐かしさを覚えました。あくまで雰囲気の話で、『ピンチ50連発!!』の主人公は自分の身長程度の高さから飛び降りたくらいでは死なないのでそこはご安心ください。

ブースの片隅には筆者の中での『スペランカー』感をますます強める(?)ような小物も

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