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鹿児島県霧島市の国分郷土館で、これまで展示されたことのない収蔵品の企画展「光らない君へ」が開かれている。なぜ収蔵されてるのか分からない海外の土産物、用途不明な昔の道具、戦後に黒く墨塗りされた教科書など「光が当たらなかった」約70点が並ぶ。6月16日まで。
放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、郷土館に親しみが湧くような展示を企画した。ナスの形の茶筒や「空襲警報発令中」の立て札など、展示品は一部を除き直接触れられる。サツマイモを切る「こっぱ切り機」を回し、古いみこしの中をのぞくなど、普段できない体験も可能だ。
クスッと笑えて発見もあるような説明文を工夫したほか、子ども向けに「やさしい日本語」を使った解説も制作した。担当する市教育委員会の小水流一樹主任主事(33)は「学習というより、自分の“推し”を見つけに来てほしい」と呼びかけている。
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