どんなにすごい研究? 世界最大科学コンテスト出場の女子高生に聞く【徳島】

世界最大の科学コンテストに出場する塚井優美さん、いったい、どれほどすごい研究をしているのか、先日、塚井さんの通う徳島市立高校にお邪魔して、コンテストにかける意気込みを伺ってきました。

「こんにちはよろしくお願いします」

(塚井 優美さん)

「受賞する時に名前が呼ばれた時はとても驚いて、

まさか自分が内閣総理大臣賞に選ばれるとは思ってなかったので、

とても嬉しかったです。」

5月、アメリカ・カリフォルニア州で行われるISEF「国際学生科学技術フェア」に、日本代表として出場する塚井さん。

「国際学生科学技術フェア」とは、世界約80の国や地域から選ばれた1800人以上の学生が、研究を披露しあう世界最大の科学コンテストです。

塚井さん、果たしてどんな研究で日本代表の座を勝ち取り、世界大会に臨むのでしょうか。

(塚井 優美さん)

「世界三大感染症の一つ、マラリアの治療薬として使われている、アルテミシニンという、

抗マラリア薬を安全に原虫を使わずに調べる薬について研究しました」

塚井さんは、マラリアの治療薬として知られる「アルテミシニン」という物質について研究。

感染源となるマラリア原虫を使わず、新薬開発につなげる可能性を追求しています。

「トピックA…」

コンテストは英語で行われます。

ただでさえ難解な研究の内容を、英語で伝えなければなりません。

(塚井 優美さん)

「自分の英語力にかかっています。練習するだけですね」

そんな塚井さんも素顔はごく普通の高校生。

こんなミーハーな一面も。

(塚井 優美さん)

「一番大きな審査の後にある、貸切のユニバーサルスタジオハリウッドが一番楽しみなんです。

日本の同じ代表で行く友達と、すごい仲良くなったので、

たくさんアトラクションに乗ろうって約束して」

最後にコンテストへ向けての意気込みを聞きました。

(塚井 優美さん)

「高校生で、アメリカで発表するのは、

本当に日本の中でも数少ないうちの一人になるので、

責任感もありつつ、でも自信をもって発表できたらなと思っています」

© 四国放送株式会社