5月下旬まで猛暑、約30人死亡

今年のタイの夏(3~5月ごろ)は平年を上回る気温が続いているが、基礎教育評議会(OBEC)のタヌ事務局長は5月5日、間もなく全国の学校で新学期がスタートすることから、OBEC管轄下の学校では極めて暑い日には学生と教員の健康に配慮して休校にして授業をリモートで行うのがよいとの考えを示した。今のところ雨期が始まり、気温が下がり始めるのは早くとも5月下旬とされている。同事務局長はさらに、授業のある日は、熱中症を避けるために屋外の授業は中止し、スクールバスに子供が置き去りにされるなどの事故を防ぐよう注意するよう呼び掛ける。なお、今年の夏は、暑さが原因とみられる死亡者がこれまで約30人に及ぶが、5月3日にもバンコクに隣接するサムットプラカン県で男性2人(39、61)が酷暑の中で死亡。熱中症が原因とみられている。

(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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