興福寺五重塔の大規模修理 素屋根2層目の工事始まる

明治時代以来の大規模修理が行われている興福寺の五重塔で、素屋根の2層目部分の工事が7日から始まりました。

興福寺の国宝・五重塔では明治時代以来約120年ぶりとなる大規模修理が実施されていて、現在は塔全体を覆う「素屋根」の建設が行われています。

連休明けの7日からは2層目の工事が始まり、足場の整備などが行われました。8日以降、素屋根を支える鉄製の柱を立てる作業が始まり、5月下旬ごろまでに塔の周囲が柱で覆われます。素屋根が完成すれば当面の間、五重塔の姿は見えなくなります。今回の修理は屋根瓦の葺き替えや傷んだ部分の補修を行うもので2030年度に完了予定ということです。

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