めったに見ることのない岩石も 国頭村で企画展、盆石60点を展示 沖縄

 沖縄県国頭村宜名真の大石林山にある「沖縄石の文化博物館」で企画展「輝く自然美-永井榮一盆石コレクション」が開かれている=写真。盆石とは、自然そのままやある程度研磨した石を何かに見立て、形や模様を楽しむもので、展示ではサルやひょうたん、鳥などをほうふつさせる石60点が展示されている。

 収集家の永井さんが生前、全国を巡り集めたものが遺族から寄贈された。ほぼ南大東島のみで産出し、白や赤みがかった層が交互に積み重なり虹のように見えるレインボーストーン(虹石)などめったに見ることのない岩石も含まれる。

 同館の大城逸朗名誉館長は「行楽がてら足を運び、形に思いを巡らしたり色や肌触りを楽しんだりしてほしい」と話した。

 企画展は入場無料、6月30日まで。

© 株式会社沖縄タイムス社