西武・中村剛也が歴代10位タイ476号〝タブチくん〟抜いた翌日〝アニキ〟に並ぶ 今季初の2戦連発

6回無死、西武・中村剛は左翼席にソロを放つ(撮影・伊東昌一郎)

◆ロッテ―西武(7日、ZOZOマリン)

西武の中村剛也が1点を追う6回無死、5号ソロを放ち、通算476号で金本知憲氏(元広島、阪神)と並ぶ歴代10位タイとなった。

ロッテ2番手国吉佑樹の変化球をすくい上げ、左翼スタンドへ運んだ。

中村剛は前日6日にも8点を追う9回にロッテ菊地から左翼へソロ本塁打をマークし、田淵幸一氏(元阪神、西武)を抜く単独11位の475号。「どれだけ(点差が)離れていても、応援してくれる方々がいると思う。集中力を切らさず」とアーチストとしての意地をにじませた。この日も直前に守備の乱れがあって2点を先制された直後だったが、今季初の2試合連続アーチでチームを鼓舞した。

2打席目までは得点圏に走者を置いて内野ゴロ。先制機を逃しただけに、本塁打直後の球団広報を通じてのコメントは「打ったのはカットボールです。1打席目、2打席目と不甲斐ないバッティングだったので、打ててよかったです」と、いつもより長めだった。

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