【バレーボール】52年ぶりの五輪メダルへ 主将・石川祐希の覚悟「まず自信が違う」

フィリップ・ブラン監督(右)と話す石川祐希

バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ミラノ)が、悲願達成に覚悟をにじませた。

日本は2008年北京五輪以来、4大会ぶりに自力での五輪切符を獲得済み。昨年はネーションズリーグ(NL)で3位に入り、主要国際大会で46年ぶりの表彰台を勝ち取った。7日には都内で行われた男子代表の会見に出席し、着実に力をつけるチーム状況に「ここ数年成長している。僕だけじゃなくいろんな選手が個人としても力をつけているので、このような結果がつかめている。この代表はいい選手がいて強いチームだと思っているので、今後が楽しみ」と手応えを口にした。

2024年パリ五輪で目指すのは、優勝した1972年ミュンヘン五輪以来となるメダル獲得だ。21年東京五輪は準々決勝敗退に終わったが「東京の時よりも自信を持っている」ときっぱり。その上で「今までの代表チームで出してきた成績や個人としての成績は東京の時より間違いなく上がっているし、成長している。まず自信が違うなって思う。僕たち日本チームの立ち位置も違うと思うので、そういったところを含めて東京のころより成長している」と言い切った。

21日(日本時間22日)には、パリ五輪の前哨戦・ネーションズリーグが開幕する。真夏の祭典に向けて「メダルを懸けた戦いをしたい。メダルを懸けた戦いをすることが五輪に大きくつながると思うので、NLで去年以上の成績を残したい。パリ五輪が一番の目標なので、メダルを取るために全てを懸ける」と気合十分。大黒柱が日本にメダルをもたらすことはできるか。

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