ソフトバンク有原航平が1失点好投で降板 NPB通算1000投球回達成 今季最多116球も「味方のミスをカバーできず…」反省

通算1000投球回を達成し、記念ボードを手にする有原(撮影・穴井友梨)

◆ソフトバンク―日本ハム(7日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクの有原航平が7回1失点で降板した。6回途中でNPB通算1000投球回を達成。今季最多の116球を投げきったが、4勝目はならなかった。

4月30日の楽天戦(みずほペイペイドーム)から中6日。日本ハムの山崎と菜芸は今季3度目で、これまで2敗中だった。

初回2死か栗原陵矢の失策で一塁に走者を背負うと、四球でさらに走者を溜めて野村に右前適時打を許した。ただ、その後は持ち直し、低めに変化球を集める丁寧な投球でゼロを並べた。

6回1死、上川畑を二ゴロに打ち取ったところでNPB通算1000投球回を達成。この回を抑えたところで、ベンチ前で記念パネルを贈られ、ホームの観衆の声援に応えた。

8回は2死一塁で、代走の五十幡が二盗を試みてセーフの判定。だが小久保裕紀監督のリクエストでビデオ検証の末、判定は覆りアウトに。有原は脱帽して一礼し、ほっとした表情でマウンドを降りた。

「初回の味方のミスをカバーすることができなかったのが申し訳ない。2回以降は何度も野手の方に助けてもらい、8回まで投げきることができた。三つの四球は反省して、次も頑張ります」とコメントした。

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