プレミア残留争いのフォレスト、勝ち点減点を控訴も却下される…残留争いは最後までわからない展開に

17位で残留争い中のノッティンガム・フォレスト[写真:Getty Images]

プレミアリーグは7日、ノッティンガム・フォレストの控訴を棄却。勝ち点4減点の裁定が支持されることとなった。

フォレストは、プレミアリーグの収益性と持続可能性規則(PSR)への違反が認められ、勝ち点4を減点されていた。

プレミアリーグの規定では、同リーグに属するクラブは3年間で1億500万ポンド(約200億円)を超えて損失を出してはいけないと定められている。ただ、フォレストは2022年までチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたという事実により、ルールの適用が異なっていた。

チャンピオンシップでは3シーズンで最大3900万ポンド(約74億円)、あるいは1シーズンあたり最大1300万ポンド(約24億6000万円)の損失が認められる。このチャンピオンシップ時代とプレミアリーグでの規定を合計すると、フォレストは3シーズンで6100万ポンド(約115億円)の損失が認められていた。

しかし、1月に2022-23シーズンまでの間に規定違反を犯したとして処分を受けていた。

フォレストはこの処分に対し、独立委員会が評価期間直後の注目選手の売却を緩和要因として扱わなかったという誤りを犯し、さらに勝ち点減点の一部または全部を停止しないという選択をしたというさらなる誤りを犯したと主張し控訴していたが、これが却下されることとなった。

プレミアリーグの残留争い真っ只中のフォレスト。勝ち点4が減点された状態で、現在勝ち点29。降格圏最上位の18位に位置するルートン・タウンとは、勝ち点差「3」という状況。残り2節でどう動くのかにも注目だ。

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