巨人の阿部慎之助監督（４５）が阿部政権初の完封勝利をマークした山崎伊織投手（２４）に最敬礼だった。
７日の中日戦（バンテリン）で山崎伊は９回１１９球４安打６奪三振無失点で完封勝利。３勝目を挙げた右腕に阿部監督は「伊織？ うん、もうそれに尽きます」とうなずいた。
７回の攻撃で先制点が入って一死満塁で山崎伊の打席。指揮官は代打を送らず結果は三振となったが、続く丸が四球を選び２点目をもぎとった。阿部監督は「もう１点欲しかったんですけど、伊織にいかせて丸に託そうかなと考えていた」と迷いはなかったという。「結果的に丸がね、いいフォアボールを選んでくれて、貴重な、ラッキーな１点が取れた」と追加点を挙げた丸にも感謝した。
「最後（９回）もね、１４９（キロ）出てたからね。もっと早めに出せよと思いましたけど」と笑った指揮官は、「最後の力を振り絞ってよく投げてくれました。素晴らしい完封だったと思います」と右腕に賛辞を送った。
