「あいつに〝いってみろ〟という感じだった」ソフトバンク小久保監督がサヨナラ機を拡大したリチャードを評価 貯金最多タイ12 2位日本ハムと4.5差

延長12回無死一、二塁、バットを折りながら中前打を放つリチャード(撮影・西田忠信)

◆ソフトバンク2×―1日本ハム(7日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ちで3連勝した。延長12回に周東佑京がサヨナラ左犠飛を放った。貯金は今季最多タイの12に膨らみ、2位日本ハムは今季最大の4.5ゲーム差と独走態勢に入ってきた。

延長12回は先頭の近藤健介が左翼線二塁打。代打野村勇が申告敬遠で歩かされたあと、リチャードがバットを折られながらも中前打で無死満塁にチャンスを広げた。そして代打周東が左犠飛で決めた。

小久保裕紀監督は「12回の攻撃は(野村勇が)歩かされたらリチャードにはバントさせるつもりはなかったので。前の打席も3ボール(0ストライク)から『打て』(のサイン)を出しましたしね。あいつに〝いってみろ〟という感じだったんですけど、よくつなぎましたよね」とリチャードをたたえた。

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