中仏は中東の平和回復に貢献を 習主席、仏紙に文章

 習近平国家主席はフランスを国賓として訪問するのを前に5日、仏紙「ル・フィガロ」に「中仏国交樹立の精神を継承し、世界の平和と発展をともに促進する」と題する署名文章を発表した。

 文章の中でパレスチナ情勢について次のように述べている。パレスチナとイスラエルの衝突は人心を揺り動かしている。問題解決の根本的な道は独立したパレスチナ国の建国にある。歴史が繰り返し証明しているように、パレスチナ・イスラエル情勢が動揺を繰り返す根本的原因は国連決議が確実に実行されたことがなく、「二国家解決案」の基盤が絶えず浸食され、中東和平プロセスが正しい軌道から外れていることにある。中仏両国はパレスチナ・イスラエル問題で多くの共通認識(コンセンサス)があり、協力を強化し、中東の平和回復に貢献すべきだ。〔パリ5月5日発新華社=中国通信〕

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