ソフトバンク石川柊太「ワクワクするようなボール投げる」 8日の日本ハム戦で今季2度目の先発

試合前の投手練習に参加する石川(右)(撮影・穴井友梨)

ソフトバンクの石川柊太投手(32)が8日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)で約1カ月ぶりに先発する。今季2度目の先発マウンドに向けて「何も考えず、自分の良い球を投げることに集中する」と意気込んだ。

今季の先発登板は4月5日の楽天戦(楽天モバイル)だけ。その試合では5回1失点で勝利投手となった。その後は先発陣に余裕があることなどから、中継ぎとしてブルペンに回っていた。

ここまで防御率は1.38。中継ぎとしては4試合に登板して1失点と安定した成績を残している。うち2試合は3イニングを投げ、ロングリリーフとしてもチームを支えた。

登板日程が決まっている先発に比べて、中継ぎはほぼ毎試合、登板する準備をしなければいけない。先発する際は登板日が近づくと考えすぎてしまう石川にとって、中継ぎを経験したことはプラスになった。「もっとシンプルに野球と向き合うってところを中継ぎに入って再確認できたので。中継ぎのつもりじゃないけど、中継ぎのようなシンプルさで、あまり考えずいきたい」。

シーズン中に先発と中継ぎを行き来する役回りにも「日々アジャストしていくだけ。何も考えないというところをテーマに今年はやっている。不安とかもあるかもしれないが、自分にワクワクするようなボールを投げられるようにマインドをつくっていきたい」。久しぶりの先発マウンドを全力で楽しみ、チームに勝利を呼び込む。(大橋昂平)

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