【香港】1Qの飲食店売上高、伸び鈍化[サービス]

香港政府統計処は6日、飲食店の総売上高(速報値)が第1四半期(1~3月)は前年同期比2.3%増の282億400万HKドル(約5,600億円)だったと発表した。飲食店の売り上げが大幅に回復した前年同期の反動で伸びが鈍化した。

業態別の内訳は、総売上高の36%を占める中華料理店が1.3%増の101億200万HKドル。中華料理以外の飲食店が1.0%増の96億1,500万HKドル、ファストフード店が5.8%増の60億900万HKドルだった。バーは17.8%減の2億7,300万HKドルで、業態別で唯一前年同期を割り込んだ。

飲食店の仕入れ総額は0.3%減の89億7,900万HKドルだった。

政府報道官は今後の見通しについて、政府が打ち出した施策やインバウンド観光の回復、所得向上が飲食店の売り上げを支える鍵になると指摘。一方、観光客や市民の消費パターンの変化が飲食店に試練を与える恐れもあるとの見方を示した。

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