【インド】車販売店協会連合、顧客体験調査実施へ[車両]

FADAとフロスト&サリバンは記者会見を開き、乗用車セグメントを対象に顧客体験指数(CEI)を導入すると発表した=6日、インドの首都ニューデリー(NNA撮影)

インドの自動車販売店協会連合(FADA)は6日、国内の乗用車セグメントを対象に顧客体験指数(CEI)を導入すると発表した。米コンサルティング会社フロスト&サリバンと提携し、毎年調査を実施する。初回の結果は9月に発表する予定。

FADAが6日、首都ニューデリーで記者会見を開き、明らかにした。乗用車の品質や販売、アフターサービスなど、さまざま面を綿密に分析する。

初回調査は、26都市の計8,000人を対象に対面インタビューを実施する。セダンやハッチバック、スポーツタイプ多目的車(SUV)、多目的車(MPV)、電気自動車(EV)、高級車について聞き取りする。26都市の内訳は、ティア1(大規模都市)が7都市、ティア2(中規模都市)が16都市、ティア3(小規模都市)が3都市。

FADA幹部のビンケシュ・グラティ氏はNNAの取材に対し、「完成車メーカーは調査に間接を含め、一切関与しない。FADAの資金のみで行う」と話し、調査の透明性を重視する。

フロスト&サリバン幹部のアループ・ズシ氏は会見で、「インドの自動車産業は、中間所得層や若者の増加、EVの普及、産業への投資増、政策の政策的後押しを原動力に、飛躍的な成長を遂げようとしている。当社とFADAによる調査は、全ての完成車メーカーとディーラーにとって、強力なツールになるだろう」と述べた。

© 株式会社NNA