工藤夕貴 父・井沢八郎さんの「あゝ上野駅」をカバー…きっかけは〝大物歌手〟からの助言

ニッポン放送で森田健作(右)の番組に出演した工藤夕貴

女優で歌手の工藤夕貴が俳優・森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(5月19日、午前6時30分)、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」(5月27日、午後6時20分)に出演にあたって7日、都内で収録を行った。

父親が歌手の井沢八郎さんで、中学2年生のころに映画でデビューした工藤だが、役者よりも歌手になりたかったという。「そのころはフォークを歌いたいと思っていて、まさか自分が演歌を歌うようになるとは思っていなかった」という。

工藤は昨年、28年ぶりに両A面シングル「父さん見てますか/あゝ上野駅」をリリース。この「あゝ上野駅」は井沢さんの代表曲としても知られ、父の楽曲をカバーしている。工藤は「ある番組で五木ひろしさんの前で『あゝ上野駅』を歌ったのがきっかけです。その時、五木さんが〝この曲はお嬢さんが歌い継ぐべきだ〟とおっしゃってくれ、歌うことになった」という。

工藤が「あゝ上野駅」を歌うようになってからは「いろんな人から『お父さんはこんな人だったよ』と聞くことができるようになり、父のことを知ることができて感謝している。歌っていると、父とつながっているように感じる」としみじみと語った。

森田は「この『あゝ上野駅』は菅(義偉)前総理が〝思い出の一曲〟として挙げていた曲でね。私たちの世代のためにも、これから歌い継いでほしい」と話した。

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