令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選の1次予選2回戦で百合丘は2-1で元石川に逆転勝ちを収め3回戦進出を決めた。
百合丘を率いる大泉拓監督は「前半先制されてしまって雰囲気が良くない時間が続いてしまったのですが、ハーフタイムに自分たちができることをやろうと話しました。そこで選手たちが切り替えて頑張ってくれたおかげだと思います」と試合を振り返った。
ハーフタイムに「前半は上手くいかず選手同士がネガティブになって言い合うシーンを見て、慌てなくていい。自分たちのやれること、できることをやれば必ず勝てる」と檄を飛ばしたという大泉監督。
これで落ち着きを取り戻した選手たち。すぐさま「よくこんな場面で出るなというのが正直な気持ちですけど、あれも頑張ってチャレンジした結果でいい方向に繋がったので良かったと思います」と大泉監督をうならせたFW久々津寛大のオーバーヘッドシュートが決まり試合を振り出しに戻した。
更に勢いに乗った百合丘はセットプレーから一気に逆転ゴールを決め勝利を手にした。かくして逆転で勝ち上がった百合丘。次戦で戦う湘南には3月まで百合丘の指揮を取った前監督がいる。
大泉監督は「選手たちとも負けたくないねと話しています。選手たちは気合が入っているので、今私ができることは限られていますが、前監督に成長したぞということを結果で見せたいと思います」と意気込む。
「自分たちのやれること、できることをやれば必ず勝てる」
相手が特別でもチームとしてやるべきことは変わらない
(文・写真=西山和広)