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2024年4月14日に公開された動画ではゲストに日本維新の会・浅田均参院議員をお招きし、大阪・関西万博の成功への取り組みについて語っていただきました。
万博を成功させるための一手とは?
【このトピックのポイント】
・開催まであと1年!万博はぶっちゃけ大丈夫?
・大阪・関西万博の目玉は?みんなのおすすめは?
・万博成功に向けての一手を語る!
浅田氏のプロフィールは以下の通りです。
浅田均氏は大阪府の出身。京都大学文学部哲学科を卒業後、スタンフォード大学の大学院修士課程を修了。NHK職員、経済協力開発機構(OECD)職員を経て1999年に大阪府議会議員選挙に立候補、初当選を果たしました。
「世の中がどうなっているのかを極めたい。わからないことをほっとかず、なんとかわかりたいと思うタイプ」と語る浅田氏は、哲学を学べば世の中のことがわかるのではないかと、哲学の道を志したと語ります。
実際の哲学科は「理屈ばかり、本を読むことが多い世界」で、現実とは何だ、どう動いているかに興味を持ち、ジャーナリズムを目指した浅田氏。
大学院、OECDで海外経験も豊富な浅田氏が政治へ転身したきっかけは、父親の浅田貢氏(元大阪府議)からの1本の電話だったそうです。
浅田均氏「ありていに言うと父親に騙されて。パリにいた自分にブラジルから電話があって。『俺は明日にでも死ぬ、喉頭がんで声が出ない』と、泣くような声で」
こうして入った政治の道を「志したとかいう高貴なものではなく、不承不承」と淡々と語る浅田氏ですが、「父親の後を継いで府議会議員になったところ、結構面白かった」ため、現在に至るとお話しされました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして浅田氏に回答していただきました。
開幕まであと1年!大阪・関西万博はぶっちゃけ大丈夫なの?
大阪・関西万博の開幕まであと1年を切り、関西では、交通網に広告が出るなど、気運の高まりが感じられます。
一方、東京では万博の広告を見かけることはなく、納期や工期の遅れなどの批判が聞こえ、関西のような雰囲気は漂ってこない状況です。
MC西田亮介「万博の現状をいかがご覧になってますか?」
浅田氏は「ぶっちゃけて言いますと。維新にあんまりシンパシーを持ってないメディアが結構あって。なんかトイレに1億円とか変な取り上げ方ばっかりで、ネガティブキャンペーンみたいだな」とコメントしました。
ネガティブキャンペーンについては、金かかりすぎなどの問題がある部分は指摘していただいていいと前置きをした上で「 日本人が一体となってこれから未来に取り組んでいくんやっていう第1歩になるような万博にしていきたいと思うし、そうなってほしい」と語ります。
パビリオンの建設の遅れや建設費の増額などの不安の声も高まっている点について、浅田氏は「工事は計画より若干遅れたが着々と進んでいて、お金の面でもそんなに不安はない。能登地震の復興ともかぶらないような形で進めている」と説明しました。
浅田氏は「建設がどんどん進んでるから、1年経ったらこれが見れるんやなって、皆さんドキドキ感、ワクワク感持っていただけると思う」と話していました。
今回の万博の目玉は?!
1970年大阪万博は、携帯電話を先取りするような物など未来を予想させるものが展示されていました。
2025年万博については「これをきっかけに生命科学や再生医療が発展して、日本は下り坂だったのが上り坂に向かうターニングポイントになってほしい」と熱く語ります。
では、今回の万博の目玉はどのようなものなのでしょうか?
浅田氏が面白かったのは「20年後の自分の姿が見えるアバター」。「僕らがやったら、もう骸骨になってるから、あんまり高齢の人にはおすすめできませんけど」と笑っていました。
他にも「iPS細胞を使った心筋シート」や大阪府知事の吉村氏が力を入れている「空飛ぶクルマ」、前大阪市長の松井氏おすすめの「アンチエイジング」などを挙げ「生命を媒介にして、これからの未来はこういう風になっていくと皆さんに感じてほしい」と語っていました。
MC西田は「今の話は5年後位には実装されそうなもの。70年万博で見せていたような30年後のビジョンになっているかというとちょっと気になります・・・」と問いかけました。
(70年万博が開催された)当時と比べると「変化のテンポがすごく早い」と浅田氏。
「何十年後というと眉唾と思われるところもあるので『実現可能な近未来』。それ以上進むとSFの世界になってしまう」と解説しました。
万博成功に向けての一手とは?!
万博運営は、プロデューサーなどの選定方法の不透明さや議事録があまり公開されないなど、批判的な声も多く上がっています。
MC西田「そういう批判には先生はどうお考えになりますか?」
浅田氏は「ほんまのこと言うていい?」と前置きしたうえで話を続けます。
日本維新の会は、2025年の大阪・関西万博の実現を公約に書き「開催をもぎ取ってきた」。しかし「実際(万博運営を)やっているところは、大阪府でも大阪市でもなくて、国の、経産省の、万博協会が推進している」と解説します。
初期に批判が集まった際「僕らも不満に思ったこと」の象徴的な出来事として、「局長が全然大阪に居なかった」と浅田氏。「これなんやねん!この人なんとかなりませんか?」と大臣経験者に陳情にまで行ったこともあったそうです。
大阪府と大阪市が協会に人を送り込んで頑張っても限界があり「日本の国の行事として、47都道府県から人が来るような仕掛けを作っていかんとあかん」と言及しました。
MC西田「関西万博の成功に向けて、ここで一手はありますでしょうか?」
「これから(開催日の)半年前、3カ月前にイベントが順次開催されます。何人かいるプロデューサー達が、面白い仕掛けをこれから考えていきます」と浅田氏。
「僕が主催者やったら色々やりますけど、変なことばっか言ってるから、お前のはあかんって言われる可能性が高いです」と笑っていました。
動画本編はこちら!
万博の運営について、批判も不安も裏話も含めて浅田氏が赤裸々トーク!
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