黄埔税関経由の新エネ車輸出、1~3月は倍増 中国広東省

黄埔税関経由の新エネ車輸出、1~3月は倍増 中国広東省

4月26日、広東省の新沙口岸(通関地)で輸出する新エネルギー車を検査する黄埔税関の職員。(東莞=新華社配信)

 【新華社広州5月8日】中国広東省の黄埔税関が発表した最新のデータによると、今年第1四半期(1~3月)に同税関管轄下の新沙税関が監督・管理した新エネルギー車(NEV)の輸出台数は前年同期比2.1倍以上の1万2千台、輸出額は約2.1倍の22億元(1元=約21円)だった。

 中国の自動車大手、広州汽車集団とホンダの合弁会社の広汽本田汽車(広汽ホンダ)購買部の孫剛(そん・ごう)副部長によると、同社は去年4月から完成車の輸出業務を行っており、主な相手先は欧州と東アジアで、今年第1四半期は7千台近くを輸出した。

 広州港の新沙港区を運営する広州港新沙港務の自動車オペレーション部の責任者、唐楽寧(とう・らくねい)氏は、現在の海外新エネ車市場の潜在力は非常に大きいと指摘。今年3月には初めて専用列車による湖北省宜昌市-新沙港間の輸送が成功裏に行われ、新沙口岸(通関地)の海上・鉄道複合一貫(シーアンドレール)輸送の範囲が再び拡大したという。

 黄埔税関が主に管轄する東莞市と広州市の黄埔、増城両区は、広東省の製造業と輸出入の要衝となっている。(記者/壮錦)

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