高田松原に国際環境認証ブルーフラッグ 岩手県内海水浴場で初

 岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場は、国際環境認証「ブルーフラッグ」を岩手県内の海水浴場で初めて取得した。水質や利用者の安全対策、砂浜のバリアフリー化などが評価された。海水浴シーズンに認証ビーチを示す青い旗を掲げることができ、東日本大震災からの復興や高田松原の美しさの発信につなげる。

 市などは認証取得を目指し、2023年度に水陸両用の車いすを2台導入したほか、車いすで砂浜を通ることができるビーチマットを設置。多言語看板も取り付け認証を申請していた。今年は7月13日~8月18日に海水浴場を開設する予定だ。

 ブルーフラッグは、景観や水質の良さといった基準を満たすことで得られる国際的な認証制度。欧州での認知度が特に高く、インバウンド(訪日客)増加に伴う地域への経済効果の期待が高まる。

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