公募展受賞者の新作紹介 桑名でサムホール展、絵画や版画80点 三重

【作品を紹介する中村さん(左)=桑名市東方のアートスペース美園で】

 【桑名】三重県桑名市東方のギャラリー「アートスペース美園」は7日、昨年企画した公募展の受賞者が手がけた新作などを紹介する「第1回MISONOサムホール選抜展」を同所で開いた。12日まで。時間は正午―午後6時(最終日は午後4時まで)。

 公募展「MISONOサムホール展」で受賞した桑名市や名古屋市の7人に作品制作を依頼し、寄せられた絵画や版画計約80点を一堂に展示した。

 最年少で、はなまる賞を受賞した桑名市立益世小学校6年の後藤美杏さん(12)は、両生類の「ウーパールーパー」やカメレオン、クラゲなどを色彩豊かに描いた作品を並べた。

 最優秀のグランプリに選ばれた桑名市神楽町の中村功さん(62)は、さまざまな技法で仕上げた版画を出品。デジタル技術を使って、伊勢和紙に印刷した作品も紹介している。

 中村さんはグラフィックデザイナーとして活動する傍ら、版画の制作にも取り組んでいる。「自分の作品を発表する機会があまりなかったので、このような機会をいただいて、すごく励みになった」と話した。

 公募展には、県内外の画家や愛好家47人、102点の応募があった。問い合わせは同ギャラリー=電話090(4860)3014=へ。

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