上層寒気か下層暖気、または両方で大気不安定

大気が不安定となって積乱雲が発達するのは、上下の気温差が大きくなるときで、上空に寒気が入ってきた時か、地表付近が暖まる時、あるいは、この両方がおこった時です。
きょう上空に入っている寒気は、そこそこの寒気ですが、西から東日本の太平洋側では、晴れ間が広がり、日射によって地表付近が温まって上下の気温差が大きくなります。大気が非常に不安定となって積乱雲が発達する見込みですので、落雷や突風、急な強い雨に注意してください。
あすは、上空寒気が東海上にぬけ、大陸からの高気圧が張り出してくるため、関東地方は雲が多く朝まで雨が降りますが、その他の地方は概ね晴れる見込みです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:8日午後9時の予想天気図。

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