【お天気コラム】雨が続く時期、洗濯日和を見極めるには?

洗濯が気になるシーズンに

多摩川の河川敷から望む富士山も、雪で白く見える部分と溶けて青く見える部分がちょうど半分ずつくらいです。晴れると季節を飛び越して夏がやっきたのかと思ってしまいそうなほど暑いけれど、梅雨は確実にやってきます。

雨が続いたり雲に覆われた日が多くなってくると、悩むのが洗濯のタイミング。部屋干しではニオイも気になりますし、それ以上にもうこれ以上干す場所がない!あっちもこっちも生乾きの洗濯物でいっぱい。憂鬱になりますよね。

出典:リビング多摩Web

ここを見る!乾きやすい日とは

できる限り洗濯に向いている日に、少しでもなんとかしておきたい!ではいつ?となると、民間の気象会社が発表している「洗濯指数」を参考にするとわかりやすいでしょう。

洗濯はどんな日にすれば良いのか、ここではいわゆる「乾きやすい条件」をご紹介したいと思います。

【気温】低い<高い

気温が高いと、空気が水蒸気を大量に含むことができます。 他の条件を一切無視すると、冬よりも気温が高い夏のほうが洗濯物が乾きやすいことになります。

【湿度】高い<低い

湿度が低いということは「空気が今よりもっと水蒸気を含む余裕がある」といえます。

湿度30%であれば、あと70%程度の水蒸気を含むことができる余地があるということです。

できるだけ湿度が低い日のほうが洗濯が乾きやすいといえるでしょう。

【風】弱い<強い

風が強いとたくさんの空気が運ばれてくるので、洗濯物が乾く効率がアップします。

※ただし強すぎると洗濯物がとばされるので注意しましょう!

出典:リビング多摩Web

乾きやすい素材

とはいえ梅雨に突入すると洗濯しづらい日が続くこともあるでしょう。「乾かす」も重要ですが「乾きやすい」工夫も選択のひとつ(洗濯と選択をかけてみました)。週間天気予報などで、雨が続きそうだったら、乾きやすい素材の服装を着用しましょう。

乾きやすい順に

①ポリエステル

②ナイロン

③麻(リネン)

あれ…綿は? 日常生活で最も身近と言える素材の綿ですが、水分を吸収しやすい分、乾きにくいのも特徴のひとつ。ちなみに「洗濯指数」とは、この綿素材の乾きやすさを基準にしているようです。

週間天気予報をなどを見て晴れマークがないと、洗濯に関しては絶望的な気持ちになりますよね。こんど晴れたら…次の晴れの日に…!どんどん溜まっていく洗濯物の山を見て悲しくなったり、憂鬱になったりせず、気持ちは晴れ晴れとしていたいですね。

さてどこに? 見える場所は こっちにしとこ 部屋干し窓際 ハンガーもおしゃれに

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加藤十果(かとうとか)

季節情報・防災ライター/防災士・東京防災コーディネーター・健康管理士・食生活アドバイザー・応急手当普及員・防火管理者・第三級アマチュア無線技士・ワイン検定を取得。実践的で役立つ防災術をテーマに、地域や人・企業を取材、土地リスクに合った防災や、身近な季節のことにスポットを当てる。空と富士山の変化を楽しみながら多摩川沿いを散歩するのが好き。

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