阪神の4月ベストプレーは? 3候補を掛布氏が厳選…佐藤輝の今季初サヨナラ打に「完璧」

阪神・佐藤輝明、才木浩人、前川右京(左から)【写真:小林靖】

大人気「虎バンチャンネル」で今季も「DIDアワード」開催

阪神ファンにおなじみのABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」では、昨季に続いて今季も「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を開催する。そして、日本シリーズ2連覇に挑戦する今季第1弾となる4月度ノミネートプレーが7日、発表された。

DIDアワードとは、その月のホームゲームの中から最もファンを沸かせたプレーを、DIDブランドアンバサダーを務める“ミスター・タイガース”こと掛布雅之氏と、ファンの投票により選ぶ賞のこと。4月の候補としてノミネートされたのは、掛布氏が厳選した次の3つのプレーだ。

○4月18日の巨人戦 佐藤輝明内野手が右前タイムリーで演出した今季初サヨナラ勝利(#0418今季初サヨナラ勝利)

0-0で迎えた延長10回。中野、森下の連打で二、三塁とすると、4番・大山は申告敬遠で無死満塁の絶好機を迎える。ここで打席に立ったのが5番・佐藤。巨人の守護神・大勢にカウント2?2と追い込まれた5球目、157キロのストレートを右前に弾き返し、今季初となるサヨナラ勝ちを引き寄せた。掛布氏は「佐藤はストレートの1本待ちを完璧に捉えた。こういうバッティングをこれからも続けていってもらいたいと思います」と称えた。

○4月20日の中日戦 前川右京外野手が見せた2安打4打点の大活躍(#0420前川2安打4打点)

今季最多15得点で快勝したこの日は、先発・大竹を含むスタメン全員が安打を記録。だが、一番魅せたのが途中出場の前川だった。ノイジーの代走で4回から出場するも、6回に今季初打点となる2点適時打を右翼へ運ぶと、7回にも右翼へ2点適時二塁打。2安打4打点でスタメン定着へ猛アピールした。「右足に対する壁がしっかりできているからバットが体の前を走る。ゲームの途中から出て左投手からヒットを打ったということがすごく意味があるし、岡田監督に対する素晴らしいメッセージになる」と掛布氏は絶賛した。

○4月21日の中日戦 才木浩人投手が大雨の中で見せた7回完封勝利(#0421才木7回完封)

5連勝で迎えたこの日は試合前からあいにくの大雨。約1時間遅れで始まった試合では、先発・才木がぬかるむマウンでも集中を切らさない快投を披露した。スライダーを効果的に使った投球で、7回を3安打8奪三振無失点。試合は降雨コールドとなり、今季初完封勝利を飾った。掛布氏は「バットの上をいくいいスピンの掛かったストレートと、右打者に対する外のスライダーが完璧だった。もう1つの特徴でもあるフォームもいいところから落ちている」と好投を解説した。

投票は、番組公式X(旧ツイッター)や「虎バンチャンネル」で公開中のノミネート動画概要欄から応募フォームにアクセスし、ノミネートされた上記3つのプレーから受賞にふさわしいと思うものを選ぶだけ。投票締切は5月14日午後11時59分で、結果は後日、掛布氏が発表する。受賞プレーを当てた人から抽選で、受賞選手の直筆サインボールが5人、6月26日中日戦の観戦チケットが5組10人に贈られる。(Full-Count編集部)

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