鴨川市運動施設「交流棟」オープン 体力づくりや休憩場所に

鴨川市総合運動施設に新設された交流棟(同市提供)

 鴨川市総合運動施設内の陸上競技場西側に、市民ラウンジやロッカールームなどを備えた「交流棟」がオープンした。市民の体力づくりや各種スポーツチームの合宿、試合の際などに活用してもらう拠点となる。

 同施設の利便性向上や機能拡充で利用促進を図ろうと、内閣府の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用し、市が昨年8月から整備工事に着手。今年3月下旬に完成した。

 交流棟は木造(一部鉄筋コンクリート造り)一部2階建てで、建築面積は902平方メートル、延べ床面積は1104.73平方メートル。1階には無料で使用できる市民ラウンジのほか、トレーニングルーム、ロッカールーム、コイン式のシャワーユニットを設け、2階には会議室や多目的室を備えた。整備工事費は4億3945万円。

 オープニングセレモニーで、長谷川孝夫市長は「ぜひ交流棟を活用し、体力づくりやスポーツ後の休憩などに幅広く利用してほしい」と期待した。

 トレーニングルームの利用料金は午前8時半~午後5時が1時間110円、午後5~9時は1時間160円。団体利用はそれぞれ1時間660円、990円(個人・団体共に市外利用者は2倍)。その他の利用料金などの問い合わせは市スポーツ振興課(電話)04(7093)5111。

市民も利用できる交流棟のトレーニングルーム=鴨川市

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