ドルトムントが11年ぶりCL決勝へ! FWロイスが「すべてが始まった場所」と語る『ウェンブリー』で激突する相手は……?

写真:ドルトムントのCL決勝進出に貢献したロイス ©Getty Images

ドルトムントの選手たちが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦後にインタビューへと応じ、CL決勝進出を決めた喜びを語った。

現地時間5月7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのPSGvsドルトムント戦は、後半開始早々にスコアが動く。50分、ドイツ代表MFユリアン・ブラントが右コーナーキックを蹴ると、ファーサイドで元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスがヘディングシュートを放ち、先制点を挙げた。

1stレグを1-0で制していたドルトムントは、これで2点をリードする形に。その後はPSGに何度もチャンスを作り出されたものの、無失点で凌ぎきって2戦合計スコア2-0でCL決勝進出を決めた。

ドルトムントのクラブ公式サイトは、試合後にインタビューへと応じた選手たちのコメントを紹介している。勝利を大きく引き寄せるゴールを決めたフンメルスは「僕たちは良い仕事をした。グループステージ第2戦の頃から、自分たちはCLで生き残れると信じていたんだ」とコメント。「優勝できると信じない理由なんてまったくない」と力強く語った。

また、元ドイツ代表FWマルコ・ロイスは、今季のCL決勝戦が“聖地”『ウェンブリー・スタジアム』で行われる点について言及した。

「僕たちにとって素晴らしい一週間だった。『ウェンブリー・スタジアム』は、2013年にすべてが始まった場所なんだ」

ドルトムントは、11年前の2013年5月25日に『ウェンブリー・スタジアム』でCL決勝を戦った。そのときの対戦相手は同じドイツのライバルであるバイエルン・ミュンヘン。ドルトムントはドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(現バルセロナ所属)のPK弾で追いすがったが、最終的に1-2で敗れて“ビッグイヤー”獲得を逃している。

ロイスは「明日にはもう誰も『どうやって勝ったんだ』と尋ねてこないだろう。そこには“ボルシア・ドルトムント”という勝者だけが存在するんだ。そして、それこそが重要なことだ」と、結果こそが何より重要だと力説。「今度こそ、僕たちは優勝しなければならない。グループ抽選のときは、僕たちが再び『ウェンブリー・スタジアム』に到達するとは誰も予想していなかっただろうね」と語った。

ドルトムントは、5月8日に行われるCL準決勝のもう1試合、レアル・マドリードvsバイエルン・ミュンヘン戦の勝者と決勝で激突する。仮にバイエルン・ミュンヘンが勝ち上がってきた場合は、2012-13シーズン以来、11年ぶりにCL決勝で再戦することになる。

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