「物件探しに行ったら、男らに襲われた」と供述も110番通報せず、逮捕の不動産会社経営の男つじつまあわず 宝島隆太郎さん夫婦遺体遺棄事件

栃木県で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、逮捕された不動産会社経営の男が、夫婦と内覧に行った空き家で「男らに襲われ逃げた」などと話していたにもかかわらず、110番通報していなかったことが分かった。

森将貴記者
宝島さん夫妻が暴行を受けたとみられる品川区の空き家に夫妻を案内した不動産会社経営の男が辻褄の合わない話をしていたことが明らかになってきました。

那須町で4月、宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの遺体が見つかった事件で、警視庁は、宝島さん夫妻の娘と内縁関係の、関根誠端容疑者と不動産会社経営の前田亮容疑者を死体損壊の疑いで8日朝送検した。

宝島さん夫妻は4月15日、「物件探し」のため、前田容疑者の案内で品川区の空き家を訪れ、実行役の2人に暴行を受けたとみられている。

逮捕前の任意の調べに前田容疑者が、「空き家で男らに襲われ1人で逃げた」と、話していたにもかかわらず、その際に110番通報していなかったことが明らかになった。

事件の首謀者とみられる関根容疑者は、「空き家の中に入っていない」と、話していることから、警視庁は2人の供述の裏付けを慎重に進めている。
(「LiveNewsdays5月8日放送より」)

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