PTA活動の枠超え時代に即した保護者会へ 岩手・滝沢で有志団体

衣類やおもちゃなど不要品の物々交換を行った0円ぐるり交換会。親同士が主体的に親睦を深める場を目指す

 「時代に即した新しい保護者会」を掲げ、岩手県滝沢市内の保護者が有志団体を立ち上げ、活動をスタートさせた。PTA活動の枠を超え、より主体的に親睦を深め、相談し合える場をつくったり、学校に提言したりする。企画第1弾の物々交換会に続き、今後は子ども主体のイベントを構想。交流サイト(SNS)を使って、市内の保護者が参加できる仕組みを整え、交流の輪を広げたい考えだ。

 滝沢小体育館で4月下旬に開かれた物々交換会「0円ぐるり交換会」には、500点を超える衣類やおもちゃなどが寄せられた。ボードゲーム広場やクイズラリーも盛況で、子どもたちも運営スタッフとして活躍した。

 主催は、滝沢小PTAの2023年度役員を主体に4人が結成した「チームTAO(タオ)」。メンバーは、「やらされ仕事」「人ごとに」になりがちなPTA活動を、「主体的に」「自分事に」進めることが重要ではないかとの思いがあり、活動を始めた。7月には不要なおもちゃに自分で値段を決める子ども主体のフリマなどを企画する。

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