ネリ帰国、空港で日本ファンに粋な対応 気さくにピースサインで撮影 井上にTKO負けから2日

ルイス・ネリ【写真:浜田洋平】

自身のSNSではフェザー級転向も示唆

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)がWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ちした。敗れたネリは8日に帰国。空港では日本ファンと記念撮影するなど、気さくなファンサービスも見せていた。

井上から初回にダウンを奪うも、その後3度のダウンを喫して逆転で敗れたネリ。東京ドームが大歓声に包まれた2日後、帰国の途についたようだ。

黒のジャケットにリュックを背負ったネリ。出国前の空港では、日本ファンと記念撮影も行った。笑顔でピースサインを作ってパシャリ。「センキュー」と感謝されると、握手で返していた。

ネリをプロモートする「VIVAプロモーションズ」が公式Xに映像を公開し、「2日前に日本のスター選手であるモンスター井上と対戦したルイス・パンテーラ・ネリは帰国の際に日本のボクシングファンに空港で見送られた。ルイス・ネリ万歳!」と伝えた。

ネリは前日7日、自身のSNSを積極的に更新。Xでは「アディオス 122(スーパーバンタム級)」と投稿。さらに拳を突き合わせる絵文字とともに「126(フェザー級)」とも記し、転向を示唆するような内容だった。また、インスタグラムでは「俺たちはまだ最後まであきらめない。つまりここで終わりではない。俺はもっとインテリジェンスに、もっと強くなって帰って来る。メキシコ万歳!」とつづり、再起を宣言している。

THE ANSWER編集部

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