薬物依存回復支援施設「ダルク」内で覚醒剤使用疑い 入所者の男3人を逮捕

京都府警木津署

 京都府警木津署は8日、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで、薬物依存からの回復を支援する「木津川ダルク」(京都府木津川市木津)に入所していた20~40代の男3人を逮捕した。

 3人の逮捕容疑は、それぞれが同施設に入所していた3月中旬ごろから21日までに、京都府内で覚醒剤を使用した疑い。

 木津署によると、3人はいずれも容疑を認めており、うち1人は「木津川ダルクの施設内で使用したことに間違いない」と供述しているという。別の入所者を同法違反容疑で逮捕して捜査する中、今回の3人について3月21日に任意で尿検査を行い、覚醒剤の陽性反応を確認、裏付けを進めていた。検査の後、3人のうち1人は奈良県内のダルクに移ったという。

 木津川ダルクの代表は京都新聞の取材に対し「これまで通り、次の再使用者が出ないように支援にベストを尽くしてやっていく」と話した。

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