【全日本】斉藤ジュン チャンピオン・カーニバルDOOM予告「優勝しないとお饅頭が食べられない」

斉藤ジュン(左)と宮原健斗

全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」の優勝決定戦(12日、神奈川・横浜BUNTAI)で宮原健斗(35)と対戦する世界タッグ王者の〝斉藤ブラザーズの兄〟こと斉藤ジュン(37)がDOOMを予告した。

Bブロックを1位で通過したジュンは、試合に向けて「Aブロックから誰が勝ちあがってくるか、俺はずっと楽しみにしていた。Bブロックからこの俺が勝ちあがることは当たり前のことだったからな」と声を野太くする。さらに宮原が6日のリーグ戦最終戦でデイビーボーイ・スミスJr.と死闘の末に大逆転勝利をあげたことに「あの試合で俺はしびれた。そして、あの時からずっとワクワクしている。その宮原健斗を叩き潰し、ひねりつぶした時に胸を張ってCC優勝者といえるだろう。DOOM」と賞賛しつつ勝利を予告した。

リーグ戦では圧巻の強さを見せたジュンだが、3日の仙台大会では弟・レイに初黒星を喫した。この戦いではジュンはスイーツ、レイはビールと負けた方が好物を勝者が許可するまで〝封印〟することになっていた。それだけにジュンは「今、俺は甘いものを食べられなくてな。優勝しないと大福やお饅頭が食べられない。だから困る。宮原健斗、グッチャグチャだ。早く叩き潰したい」と静かな口調ながらいら立ちを露わにする。

さらに「今日で甘いものが食べられなくなって5日目くらい。今まで生きてきてこんなに甘いものが食べられないなんてなかった。だから、甘いものが食べられない憎しみのパワーが今にも爆発しそうだ。17日まで時間があるから、当日は大変なことになるんじゃないか。それを全て、宮原健斗にぶつけてやるよ!」とサングラスを光らせる。

そして「優勝したらリングの上で(スイーツを)食べたい。優勝したらそのまま宮原健斗に甘いものを買いにいかせて、そのままリングの上で食べたい」と〝パシリ〟を強要することを宣言した。

一方、2度目のVを狙う宮原は「斉藤ブラザーズの地元・宮城県での彼らの人気っぷりはすさまじい物があった。それは俺も会場にいてこの目で見させてもらった。ただ、今回は、横浜BUNTAIだ。果たして、宮城県からお前の応援に来る人たちはいるんだろうか。この俺、宮原健斗には日本全国からファンが横浜BUNTAIに駆けつけるだろう」と人気で引けを取らないことを強調。その上で「2019年以来、CC優勝を手にしていない。その間に優勝決定戦には何度も出ているわけで。優勝をつかみ取りたいですね」と、力を込めた。

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