中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

4月29日、標本を整理する天津自然博物館の職員。(天津=新華社配信)

 【新華社天津5月8日】中国天津市の天津自然博物館でこのほど、野生動物の標本100点が新たに加わった。米国グローバル健康・教育基金会(THE BEHRING GLOBAL EDUCATIONAL FOUNDATION)が無償で寄贈し、アフリカスイギュウやシロオリックス、クビワペッカリー、オグロヌー、プロングホーンなど計38種類(亜種)を含む。標本の原産国は米国、スペイン、南アフリカなどの16カ国となっている。

 同館は1914年設立の北疆博物院を前身とし、100年以上の歴史がある。現在は2カ所に分かれ、40万点余りの生物標本を所蔵。うち千点余りは1~3級に分類される貴重所蔵品の1~2級に相当する。

中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

4月29日、標本の梱包を解く天津自然博物館の職員。(天津=新華社配信)

 博物館と基金会は2023年7月、協定に調印。基金会が天津自然博物館に野生動物の頭・肩部の剥製標本100点を無償で寄贈した。標本の寄贈は今回で7回目となる。

 博物館の匡学文(きょう・がくぶん)副館長は今回寄贈された標本について、動物が生きていた時の姿を精巧に再現していると指摘。初めて収蔵する種類も多く含まれ、コレクションの空白をある程度補ったと紹介した。(記者/周潤健)

中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

4月29日、標本を運ぶ天津自然博物館の職員。(天津=新華社配信)

中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

4月29日、標本の情報を確認する天津自然博物館の職員。(天津=新華社配信)

中国の天津自然博物館、野生動物標本100点を新たに収蔵

4月29日、天津自然博物館に収蔵された標本。(天津=新華社配信)

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