30人が楽しくレッスン 群馬・倉渕村で高齢者向け英語教室 

ビンゴゲームを楽しみながら英語に接した参加者

 小中学生が英語漬けの生活を送る山村留学施設、くらぶち英語村(群馬県高崎市倉渕町、伊藤泰俊村長)は7日、地元の高齢者向けに英語教室を開いた。60~80代の男女30人が、外国人スタッフの約1時間のレッスンを楽しみながら受講した。

 カナダ出身のジェレミーさん(41)と米国ミシガン州出身のトレバーさん(34)がフットボール、湖といった出身地の名物の絵や 写真を示しながら英語で説明し、発音を指導。続いて20枚の絵、写真を使ったビンゴゲームを楽しんだ。参加者はレッスン終了後、施設を見学し、スタッフと一緒に昼食を取った。

 受講したうぐいすサロン代表の塚本厚子さん(69)は「最初は聞き取りづらかったが段々と分かるようになった。和気あいあいと楽しめる内容で感謝している」と話していた。

 地元住民と交流を深めるのが目的で、町内に八つある行政区のいきいきサロンの参加者を対象に開催する。全8区を対象に企画したのは2019年度以来、5年ぶり。

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