去就注目の鎌田大地、今夏のラツィオ残留を決断か…契約1年延長の可能性が浮上?

ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地が今夏の残留を決断したようだ。7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

現在27歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ加入。途中ベルギーへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022-23シーズン限りで同クラブを退団。昨年夏からはセリエAの強豪ラツィオでプレーしている。

マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、3月のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やしており、今シーズンはここまで35試合の出場で1ゴール2アシストをマーク。セリエAでは直近6試合連続でスタメン起用されている。しかし、クラブとの現行契約が6月末で満了となることから、その去就には注目が集まっている。

今回の報道によると、トゥドゥール監督の下で主力に定着している鎌田は今夏の残留を望んでおり、既にクラウディオ・ロティート会長にもその旨を伝達したようだ。なお、現行契約には3年間の延長オプションが付随しているものの、この条項が行使されるかは現時点で不透明とのこと。今夏に1年間の契約延長を行い、2025年夏のタイミングで再び自らの去就を考慮するという可能性も浮上しているようだ。

トゥドゥール監督は先日行われたジェノア戦後に「鎌田が残ってくれることを願っている。彼は並外れた選手であり、何も間違うことはない。正しいメンタリティを持った努力家なんだ」と語っていた。指揮官からの信頼も厚い鎌田はラツィオとの契約延長で合意に至るのだろうか。その決断に注目が集まる。

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