京都伏見の明治天皇陵でスプレーの落書き見つかる

京都市伏見区の明治天皇陵で、設置された石の柵などにスプレーで落書きがされていたことがわかりました。明治天皇陵を管理する宮内庁の桃山陵墓監区事務所によりますと、今月4日の朝、参拝者が大階段を上がってすぐの石の柵と、手水鉢に、黒いスプレーで落書きがされているのを見つけたということです。石の柵には縦に落書きがされていて、手水鉢には、漢字のような文字が2行、四つの側面のうち二つの面に渡って書かれていたということです。落書きは、スプレーのインクが垂れて文字の内容は解読できないということで、事務所は、その日のうちに伏見署に被害届を出しました。石の柵や手水鉢は、いずれも階段を上ったところにあり、夜間も含めて自由に出入りできるということです。今回の被害について事務所は「参拝者の気持ちを害してしまい悲しい。2度とこんなことを起こさないでほしい」とコメントしています。明治天皇陵では、今月1日にも大階段のふもとの施設で落書きがされていて、規模が小さかったため職員たちが消したばかりでした。事務所は9日のうちに落書きを消す予定です。

© KBS京都