奈良市 5年連続でイヌとネコの殺処分ゼロ

奈良市は市の保健所で保護したイヌとネコについて、「殺処分ゼロ」を5年連続で達成したと発表しました。

市によりますと、2023年度保健所で保護したイヌとネコはあわせて226匹でした。このうち自然死を迎えたものや、極度の衰弱で安楽死させたものが28匹いましたが、いわゆる殺処分はなかったということです。

2008年度に663匹だった殺処分は近年大幅に減少し、5年連続でゼロとなっています。

市によりますと、SNSや報道での紹介などにより譲渡件数が177件と過去最多だったことや、ふるさと納税を活用しボランティアの負担軽減に取り組んだことなどが大きいということです。

2024年度は譲渡サポート店制度を新たに設け、保健所で保護しているイヌやネコをペットショップで一定期間預かり展示してもらい、譲渡の機会を増やすなどし引き続き殺処分ゼロを目指したいとしています。

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