覆面パトカー装い交差点に進入し人身事故 危険運転致傷で逮捕

2月、福岡市の渡辺通で赤信号で交差点に進入して衝突事故を起こし、4人にけがをさせたとして、車に乗っていた男2人が8日逮捕されました。

2人は車に赤色灯を載せるなどして、パトカーを装っていたということです。

事故現場は、福岡市天神の渡辺通四丁目交差点です。

警察によりますと、2月17日午前1時半すぎ、南から北へ走っていた車が覆面パトカーのように、赤色回転灯を車の上に置いてサイレンを鳴らし、「交差点に進入します」とマイクで言いながら、赤信号の交差点に入りました。

そして、西から東に向けて交差点に進入したタクシーと、出合い頭に衝突したということです。

ニセのパトカーを運転していた長崎市の本村陸容疑者(24)と、助手席に乗っていた北九州市の仰木康汰容疑者(25)は、タクシー運転手の男性(61)と客の、合わせて4人にねん挫などのけがをさせたとして、過失運転よりも重い危険運転致傷の疑いで8日逮捕されました。

2人は警察に興味があり、職務質問を見るためにパトカーを追いかけて、交差点に進入したという趣旨の供述をしているということです。

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