8日午後、千葉県柏市の海上自衛隊下総航空基地で、P3C哨戒機が滑走路を逸脱したとみられるトラブルがあった。火災やけが人の情報は入っておらず、海自が状況の確認を進めている。
海自では4月20日深夜、伊豆諸島の鳥島東方海域でヘリコプター2機が墜落し、1人が死亡、7人が行方不明となる事故が起きたばかり。木原稔防衛相は21日、自衛隊の全航空機で飛行前の点検を入念にし、安全管理や緊急手順の教育を改めて実施するよう指示を出していた。
下総航空基地には海自のパイロットを養成する教育航空集団の司令部が置かれ、P3Cの搭乗員を教育する部隊もある。長さ2250メートル、幅45メートルの滑走路が1本ある。
