今こそ攻めの投資を 岐阜県白川村と「カンダまちおこし」が地域活性化に向け包括連携協定

協定を締結した白川村の成原茂村長(右)とカンダまちおこしの田代達生社長(左)=8日午後、大野郡白川村、白川村役場 

  世界遺産白川郷を有する大野郡白川村は8日、十六フィナンシャルグループのカンダまちおこしと村の地域活性化に関する包括連携協定を締結しました。

  この協定では、企業版ふるさと納税のマッチング支援をはじめ、村の経済に合った企業誘致や産業の創出、オーバーツーリズム対策など、7つの項目で連携強化を図り、持続可能な村づくりを目指すものです。

  村役場で行われた協定締結式では、成原茂村長とカンダまちおこしの田代達生社長がそれぞれ協定書にサインをして交わしました。

  田代社長は十六総合研究所主任研究員時代から白川村の総合戦略策定に力を注いできました。田代社長は「岐阜県唯一の世界遺産白川郷は、未来に向かって今こそ前向きに投資をしていかなくてはならない。守りでなく攻めに切り替わるタイミング」と協定の意義を語りました。

  成原村長は「少子高齢化や人口減少の中、1次・2次・3次産業がしっかり連携しながら白川郷ブランドを構築して経済の好循環をつくって行きたい」と期待を膨らませていました。

※カンダまちおこし 田代達生社長
  「これから村に必要となるような前向きな投資を財源という点からサポートしていきたい」

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