横浜の園芸博覧会予定地で砲弾を発見 地中に16発 爆発の危険性はなし

上瀬谷通信施設跡地(資料写真)

 2027年の国際園芸博覧会(園芸博)に向けた整備が進む上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)で、旧日本海軍のものとみられる砲弾が昨年末から計16発見つかっていたことが8日までに分かった。いずれも信管は抜かれており、爆発の危険性がないものだったという。

 横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局によると、砲弾は昨年12月22日に9発、今年3月28日に7発発見された。土地の磁気探査調査のデータを解析した際に反応があったため、県警の立ち会いの下で掘り下げたところ見つかったという。場所は旧日本海軍の火薬庫などがあった付近で、全て深さ1.5メートル以内に埋まっていた。自衛隊がいずれも即日回収し、周辺の連合町内会長や学校には市が口頭で報告した。

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