中日は8日の巨人戦(バンテリン)に1―4で敗れ今季最多タイの借金「2」。広島と同率の5位に転落した。
中日先発・小笠原慎之介投手(26)は初回、一死満塁のピンチを招くと5番・坂本に犠飛を許して先制点を献上。それでも2回以降は立ち直り、7回5安打1失点と先発の役割を十分に果たした。
だが、前日(7日)の試合で零封負けを喫した打線はこの日も湿りっぱなしで8回まで0行進。9回に中田、石川の連打で1点を返したものの反撃もここまでで、6カード連続勝ち越しなしとなった。
立浪和義監督(54)は「昨日、今日とちょっと点が取れていない。クリーンアップが打たないとなかなか点が入らない形になっていますけどこういうことが続いてはいけない」と嘆き節。「狙い球の絞り方を含めてもう少し思い切りを出していかないとなかなかこの状況を打破できない。バッティングコーチと話していろいろやっていきたい」と打線の奮起を促した。