<レスリング>【5.9~12世界最終予選・展望】中東欧勢が要注意か…男子フリースタイル125kg級

2024年パリ・オリンピックの予選は、各階級13選手(国)が決まり、残るは5月9日(木)~12日(日)にトルコ・イスタンブールで行われる世界最終予選のみ。決勝進出の2選手と、3位同士による特別試合の勝者の計3人がパリへのキップを手にする(決勝は実施せず)。

日本は男子グレコローマン3階級、男子フリースタイル2階級で最後の枠取りに挑む。他に、女子62kg級でオーストラリア国籍に変えた増田奈千(環太平洋大OG)が挑む。

最後の闘いに出場する強豪選手を探った。


男子フリースタイル125kg級

《実施日》5月11~12日 《日本代表選手》山本泰輝(自衛隊)

欧州選手権の上位の常連国は順当に出場枠を取った中、欧州勢では昨年の欧州選手権3位のダニエル・リゲティ(ハンガリー)、2023年世界選手権7位のロバート・バラン(ポーランド)、U23欧州選手権優勝のゲオルギ・イワノフ(ブルガリア)らが上位に食い込みそう。

アジアからは、今年のアジア選手権2位のアイアール・ラザレフ(キルギス)、同3位のシャミル・シャリポフ(バーレーン)ブヘールダン(中国)らが出場枠獲得争いに食い込みそう。

なぜかキューバからのエントリーはないが、昨年のパンアメリカン選手権2位のヒノ・アビラ(ホンジュラス)やパンアメリカン大会2位のホセ・ディアス・ロバーティ(ベネズエラ)の中米勢はあなどれまい。

▲アジア予選のリベンジを目指す山本泰輝(自衛隊)=撮影・保高幸子


【出場枠獲得国】
《2023年世界選手権・出場枠獲得国》イラン、ジョージア、トルコ、米国、AIN=ロシア
《パンアメリカン予選・出場枠獲得国》プエルトリコ、カナダ
《アフリカ&オセアニア予選・出場枠獲得国》エジプト、ナイジェリア
《欧州予選・出場枠獲得国》AIN=ベラルーシ、アゼルバイジャン
《アジア予選・出場枠獲得国》モンゴル、カザフスタン

【世界最終予選エントリー選手】=22選手エントリー
Paris KAREPI (ALB)
Lyova GEVORGYAN (ARM)
Johannes LUDESCHER (AUT)
Shamil SHARIPOV (BRN)
Georgi IVANOV (BUL)
BUHEEERDUN (CHN)
Jose CUBA VAZQUEZ (ESP)
Gennadij CUDINOVIC (GER)
Gino AVILA DILBERT (HON)
Daniel LIGETI (HUN)
SUMIT (IND)
Abraham CONYEDO (ITA)
Aaron JOHNSON (JAM)
Taiki YAMAMOTO (JPN)
Joel TUKAI (KEN)
Aiaal LAZAREV (KGZ)
Yeihyun JUNG (KOR)
Robert BARAN (POL)
Zyyamuhammet SAPAROV (TKM)
Oleksandr KHOTSIANIVSKYI (UKR)
Khasanboy RAKHIMOV (UZB)
Jose DIAZ ROBERTTI (VEN)

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